朝、ベーカリーSomeLの厨房には、隣の工房でいぶされたベーコンが届きます。ブーランジェは、その日のベーコンを見てから生地に手をつけます。
この記事は、北海道北広島市輪厚のベーカリーSomeL(サムエル)が、なぜハムとベーコンの工房の隣にあるのかという話です。
店を始めたブーランジェが子どものころに何を考えていたのか。そして、なぜこの店にパンと焼き菓子の両方があるのかを書きます。

OUR ROOTS
小学生が書いた、パンの話
この店の出発点は、開業計画ではなく、子どものころの思いつきでした。
ベーカリーSomeLのブーランジェは、エーデルワイスファームの家に生まれました。家にはいつもハムとベーコンがありました。小学生のころ、この人は「いつか、このハムとベーコンに合うパンをつくりたい」と考えていたそうです。
その時点では、家業を継ぐという話ではありませんでした。ハムをつくる側ではなく、それに合わせる側に回るという発想です。
THE MAKER
千葉と札幌で、3年半
ブーランジェは、家を出てからパンを覚えました。
この人は千葉と札幌のパン店で、約3年半修行しました。そして2022年7月、北海道北広島市輪厚のPiccola Foresta®︎内に、ベーカリーSomeLを開きました。工房のとなりです。
BEHIND THE SMOKE
隣に工房がある、ということ
この店のパンは、合わせる相手が決まっています。
エーデルワイスファームは、二年間自然乾燥させたオーク材の薪と炭による直火でベーコンをいぶします。そのベーコンが、道を渡らずに厨房へ届きます。製法の詳細は、ベーコンの製法をまとめた記事に書いています。
ベーカリーSomeLで一番よく出るパンは、ベーコンエピです。麦の穂の形になるように、生地へ斜めの切り込みを入れて焼きます。切れ目からのぞいたベーコンの端が、オーブンの中で先に色づきます。
小麦は北海道産のものだけを使い、マーガリンとショートニングは使っていません。

THE MAKER
もう一人の作り手
この店には、パンを焼く人と、焼き菓子をつくる人がいます。
ブーランジェの伴侶は、札幌・円山エリアのウェディングレストランで、5年間デザートをつくってきた人です。現在はベーカリーSomeLで、焼き菓子とデザートパンを担当しています。
パン屋に焼き菓子が並んでいる理由は、品揃えではありません。つくる人がいるからです。

TIMELINE
ここまでの年表
ベーカリーSomeLは、90年あまり続いてきた工房のとなりに、4年前にできた店です。
TIMELINE
沿革の詳細は、エーデルワイスファームの沿革に記載しています。
EPILOGUE
おわりに
EPILOGUE
このパン屋は、隣の工房のために焼かれています。
エーデルワイスファームは、北海道北広島市で薪・炭火仕上げのハム、ベーコン、ベーコン節®を製造しています。
ベーカリーSomeLのパンが、そのハムやベーコンに合うかどうかは、召し上がった方が決めることです。
味の感じ方には個人差があります。
RELATED
詳しくはこちら
VISIT THE BAKERY
この記事で書いたパンは、ベーカリーSomeL(サムエル)の店頭で焼いています。営業日・営業時間と、その日並ぶパンについては店舗ページをご覧ください。